井上 美千子さん（メンターID：5000015）
PROFILE
島田市出身、現在は静岡市在住。一児の母です。 結婚・出産・夫の転勤などのライフイベントの変化に伴い、約3年おきに引越しをし、その都度迷いながらも自分らしい社会との関わり方・働き方を模索してきました。様々な業種・職種での経験を活かし、現在はキャリアコンサルタントとして女性のキャリア相談などを担当しています。
Q.キャリアコンサルタントとして、どんな活動をされていますか？
女性のキャリア相談のほかに、地域の若者が地域で育つ社会の実現に向けてNPO「きゃりこみゅ2」を立ち上げ、高校生のキャリア支援に取り組んでいます。現在、県内大学に通う学生リーダーが中心となり、約30名のスタッフが静岡県内の高校で高校生と一緒に未来を考えるワークショップを実施しています。
Q.「きゃりこみゅ2」の活動を始めたきっかけを教えてください。
「きゃりこみゅ2」は、2012年の「静岡市人材養成塾－社会を変えるまちみがきプロジェクト」から3人でスタートしました。メンバーの1人の「若者の支援がしたい」という思いをグループで取り組むことになり、最初は「私がやりたいこと」ではないと思っていました。
しかし、活動を続けていく中で、この活動に共感してくれた学生たちが少しずつメンバーに加わり、涙を流しながら「今まで自分の気持ちをここまで人に話したことがなかった」と話してくれる高校生や「生徒のあんな笑顔を初めて見ました」と言ってくれる先生、「私たち学校には外部の力が必要です」という校長先生の言葉に突き動かされるようになりました。「やりたいこと」ではなく「求められること」に挑戦し続けています。
★あなたにとってのメンター・ロールモデルは誰？
今まで働いてきたどの職場でも、「あの先輩のようになりたい！」「あの上司のように自分も輝きたい！」と思える多くの先輩・上司に恵まれて、温かく時には厳しく育てて頂いたことが今に繋がっていると感じます。 その中で現在の私がロールモデルとしているのは静岡市女性会館（アイセル２１）の前館長松下光恵さんです。 結婚・出産・夫の転勤を経て、「第1期静岡ヒューマンカレッジ」「第1期アイセル女性カレッジ」などの学びをご自身の社会活動へと繋げＮＰＯ法人を立ち上げ、女性会館の指定管理者を任されるようになった生き様に大変共感し、刺激を受けます。今後私自身も学んだことを活かし、多様性のある社会と社会課題と向き合っていくことができればと考えています。
