ピックアップメンターVOL.4 石井久美子さん

石井久美子さん(メンターID:5000090)

PROFILE

横浜市出身。大学卒業後、損保会社に就職。結婚、2度の出産を経て、何回かの転勤、新幹線通勤も経験。現在、保険金サービス部門の業務課長として管理職となり、子育て、地域活動、仕事に楽しく忙しく活動しています。

Q.仕事の内容を教えてください。

契約者様が事故に遭われた際に保険金のお支払いをする部門です。職場の約半数が女性であり、さまざまな専門職(医療や車両、事故調査など)と一緒にチームで事故を解決していきます。専門知識とチーム力でお客様に安心と安全をお届けするやりがいのある仕事です。

Q.制度が整っていない中、職場のパイオニアとしてどんな工夫をされましたか?

結婚・出産は約20年前のことなので、会社や社会の制度や雰囲気が今とは全く違っていました。1年の育休を取得するのも「部署で初めて!」の時代。
1人目の出産当時は遠距離通勤(伊豆⇔横浜)をしていました。当時は自己都合による転勤制度がなかったので、年に一度の「自己申告(キャリアプラン申告)」の際に「仕事を続けたい」「職住近接になればもっとパフォーマンスがあがる」と書き続けていました。その甲斐あってか、徐々に居住地近くの職場に異動がかないました。この経験から、まじめに一生懸命がんばり、周囲から必要とされるよう自分の価値を上げる努力をすれば、見ていてくれる人がいる、と強く感じ後輩たちに伝えています。

Q.ワークライフバランスで、その時々、優先するものの判断基準を教えてください。 

「優先順位」は今も試行錯誤と綱渡りの毎日です。子供や家庭のことは「待ったなし」ですから。夫や義父母はもちろん、地域のお友達に手や情報を貸してもらっています。特に学齢期は地域のお友達(母友)の情報網が欠かせません。周囲の力を借り、感謝しながら、ポジティブに「なるようになる! なるようにしかならない!」をモットーに時には手を抜き、何とかこなしています(笑)。癒しの時間は、週末に自宅でコーヒーを飲みながら、自然豊かな風景を眺め、きれいな空気や風、季節を感じることです。

Q. 管理職として女性たちに伝えたいことは? 

まだ駆け出しの管理職ですが、せっかく女性活躍の時代の流れの中にいる仲間の皆さんには、目の前にチャンスがきたらぜひチャレンジしてほしいと思います。また、チャレンジする仲間を応援してほしいと思います。女性のライフイベントの時期は人それぞれです。ワークライフバランスを上手に取りながら、「仕事を通じて生きがいを感じる」「必要とされる人材になる」ように努力していきたいと、私自身は考えてきました。しなやかに、ベストを尽くして走っていきましょう!

★あなたにとってのメンター・ロールモデルは誰?

元東レ取締役、佐々木常夫さんの本をよく読み感銘を受けます。うつの妻と自閉症の子の看病をしながら仕事も家庭も決してあきらめることなく両立させ「ワークライフバランス」の象徴と言われている方です。
「一生懸命最善をつくせば自分を見てくれている方がいる」や「与えられた環境の中で目の前の仕事に全力を尽くすことが大切」など、自分を振り返りながらベストを尽くす考え方に心惹かれるからです。

石井

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